古希と乗馬

　エリスシチーは厩舎で昼食も食べないで横になっておりまました。

　ノンビリと休憩中ではなさそうです、呼んでも知らん顔でしきりに自分のお腹のほうへ鼻面を持っていきます。

　Ｎ指導員が
「エリスはお腹が痛いようです、朝食も食べたし、朝の練習もしていたので軽いとは思いますが......」と、言いにくそうです

　私は吃驚仰天です
「まあ〜可哀想、専用馬はキャンセルして下さい、かまいませんから休ませて下さい」

　その後エリスは馬場に連れ出されて歩かされておりました。

　それを遠くからご覧になっていた顧問先生が
「エリスシチーは疝痛のようだな」
と、仰っていたそうです。


　*****
　顧問先生のクラスでのバグーは久しぶりです、調馬索をつけて下さって.....

所が、私は調馬索をつけての練習が怖いのです。

　きゃくをした直後にグイッと馬を曲げられると私まで体勢が崩れます。

顧問先生に訴えたら先生が
「膝を曲げてご覧」と一言

　おや不思議、どんな急な動きにもついていけます。

　バグーは拍車無しの長辨使用です。

　顧問先生に
「長辨は捨てなさい」


　駈歩が続かない。


　　暫くご覧になっていた顧問先生が
「絶対に後ろに使ってはいけないよ、肩に使いなさい」
と、言って長辨を返してくれました。


　後半は面白いようにバグーの駈歩は快調です、スピードもあるし続きます。

　気持ちの良い駈歩の後は何故こんなに爽快なのだろう。

φ(.. )
　膝を曲げて乗る
　膝を離さないで乗る
　踵をあげない
　止めるときは肘とおでこ
　馬とは常にコンタクトを取る

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　エリシチーは痛み止めを注射されておりました、元気になって欲しいです。