おまけの最後2008年12月29日 09時13分

ビギナース馬場
 誰もいない大晦日、空は綺麗に晴れ渡り風もなく、庭からは小鳥の声が聞こえてくる、平和です。

 仏壇にお詫びしてから、乗馬に出かけました。

 今年の残り時間は後三日、それでも馬に乗る、やはり心にやましさが忍び寄ります。

 暇人は私一人かと思っておりましたのに、初心者馬場にも、事務所で申込用紙を書く人も大勢います。
 
 主婦らしき人も、子供連れも、ご夫婦も、勿論うら若きお嬢さん達も、本当に今日は12月28日なの?

 大掃除は?
 おせち作りは?

違う世界に来たみたい......

 そんなことに頭悩ます私は矢っ張り古希の人。

 
 飛び入りのレッスンでしたが、バグーを当てがってくれておりました。

 時間が少し早めでしたから、空いている所に鞍や頭絡、道具一式を置いて、その場所の汚れを綺麗にお掃除して、事務所に申し込みをして.....

 さてバグーを連れてこようかと戻って参りましたら...
何と、何と、ディーノがその場所に入っているではありませんですか。
 手入れが済んだら空けてくれるのかな?
と、期待して待っていましたが、馬を囲んで井戸端会議が始まりいっこうに空く気配がありません。

 その場所に置いておいた私の道具、鞍など、総てを移動しても素知らぬ顔です。

 洗い場の一角に人の鞍が置いてありましたら、場所取りをしていると考えるのが暗黙の了解だと思っておりました。
 

 無口を付けて馬房から移動の途中でバグーは私の衣服を銜えようとして歯が皮膚まで届いてしまいました、つねられた程度の痛さです。

 指導員
「そんなときは、このやろー!と、どやしつけなくては駄目ですよ。」と笑って警告です。

 腕は少し痛いし、場所取りの不愉快さもあって、優しい気分になれず、つんけんと手入れを済まし、苦手中の苦手バグーの頭絡を駄目で元々と付けてみました。

 バグーは頭を振り上げることもしないで、すらすらっと他の馬同様の素直さで付けさせてくれました。

 通りかかった指導員
「出来たではないですか」
 
 私は満面笑顔で
「うれしい!バグーが頭絡を付けさせてくれるなんて、夢みたい!」

 いつもは届かない位地に頭を上げられたり、はみを咬むまいと歯を食いしばったり、腕を振り払われたり、お手上げで先生付けて下さいと、お頼みしていたのに。

 馬は心が読めると改めて再認識です。

 駈歩レッスンは気持ち良かったな〜
「流石ベテラン」
と、指導員に褒められましたが、バグーのお陰です。

 バグーのフアンになりそうで、困ったものです、彼は人気があるそうなので、私はもっと人気のない若い馬を探さなくてななりません。
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