冷え込んで参りました2008年12月01日 06時56分

馬のコート
未だ真っ暗闇、もう少しお布団の暖かさに浸ろうとラジオのイヤホーンを耳に当てた。

 ”人生〜て 素敵なものですね〜
と、美空ひばりさんの歌声が流れてきた。

 心に響いてきて、聞き惚れる。

 カーテンを開けると庭のモミジの紅葉が今年は一段と鮮やに色づいて、目に飛び込んできます。

「あ〜こんなに美しく紅葉して、見せてあげたかったな〜」
と考えると悲しくなります。
  そこで
「ね〜、美しいでしょう、もうとっくに気がついているわよね。」
 と、私達を見守ってくれている主人に話しかけます。

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 日曜日はHASでパーテーが有るので、馬場はがら空きです。

 私が出席したクラスも3人欠席して私一人のプライベートレッスンになってしまいました。

 今日の馬はフィールドプリンスです、前回の時には頭洛を付けるのに苦労しました。 

 そしてお友達に言われたのです
「フイールドは頭の良い馬なので、乗り手を試してくるのよ、其処でびしっとした態度を取らないと馬鹿にされてしまう、優しいだけでは駄目よ」

 馬房にはいるとフィールドプリンスは早速耳を伏せて怖い顔をして見せたり、わざとそっぽを向いたりして見せます。

 知らん顔をして、悪さを仕掛けてきた時に少し叱ったりすると、途端に従順そのもの、びびりやでもあるのです。

 馬達は夜には冷え込むのでしょうね、冬用馬着を来ておりました。

 これを取る時には私はおが屑だらけになります。

 写真の馬はフイールドではありません。

インディアン サマー2008年12月04日 11時16分

照り葉
 日本晴れの穏やかな日、抜けるように青い空に散り遅れた紅葉が淋しげです。

 長袖の綿シャツに薄い長袖の下着でも汗ばむ陽気です。

 今月の顧問先生のクラスでは贅沢にもジルバを専用馬に取りました、12月に4回乗れる事になります。

 もう殆どサンデーと同じくらい好きになっております。
 
 頭洛をはめる時には私のシャツの前当たりをハムハムして悪戯するんですよ。
 流石に鉄爪で蹄鉄の手入れをしている私の頭の毛をモじゃ、モじゃして遊んだりはしませんけど.....

 ジルバの馬房には未だに「噛みつきます、危険!」との張り紙が貼ってございます。

 HASに来る前の厩舎にいた時に、よっぽど嫌な事があって噛みついた事があったのでしょう。
 私は絶対に噛みつかないと信頼しております。

 顧問先生は
  * 発進停止を徹底的にやりなさい。
  
  * 停止の時には肘を止めてから、踵を下げる、手綱を引っ張らない。

  * 速歩の速度を変化させながら練習する。
  
  * 馬が命令と違う動きをしたら必ず停止させる。
  
  * おでこで止めて馬の速さに身体が持って行かれてはいけない。
 
  * 耳から目を離さないで。

 等の注意を頂いて、後は自分裁量で自由に45分間楽しく過ごさせて頂きました。

 終わってから顧問先生は
「ちゃんと馬と会話出来たようだね、ジルバをこれだけ乗りこなせれば大丈夫だよ」

 必ず生徒を励ましてくれます。

光陰矢のごとし2008年12月12日 08時32分

おが屑だらけ
 昨日主人の四十九日が過ぎました、何をして過ごしていたのでしょう?

 ただ、ただ雑用に追い回され、時には乗馬によって自分を取り戻し、人の優しさにも沢山触れて.....

 又、時には不安と懐疑心でいっぱいの心を抱きしめて、もっと心を解放出来ればいいのに.....

 そうでした、水曜日は乗馬に参りました。
顧問先生は出張で代理の若い先生でした、馬はフィールドプリンスです。

 フィールドは背中の気孔がぷっくりと盛り上がっていて鞍で擦れると機嫌を悪くするそうです。

 H指導員に前に教えて頂いたようにフリースを一番下にして鞍の前を持ち上げて充分な空間を作ってあげました。

 乗る時はお尻でなく太股のところに重心を置くように心がけてのりました。

 並歩を中心の練習で、思うまいとしても退屈な時間でした。

 思う存分走らせたかったな〜

 大分欲求不満です。

 一鞍で降りて、蹄のお手入れをして、馬房に入れてあげました。

 馬房の中は馬糞が綺麗に片づけられて、沢山の新しいおが屑が敷かれてあります。

 私が彼の部屋から出るやいなやプリンスはゴロンとその大きな体を横にして、呆気に取られている私の目の前でオガクヅだらけになりました。

 写真!

 デジカメを持ってきた時には素知らぬ顔で立っておりました。

 残念!

淋しいミック2008年12月15日 08時03分

ミックとピノ
 日曜のHASの駐車場は何時も満車です。

 たまたま出ていった車の後に駐車をしたら恰度ミックとピノの放たれている柵の側だった。

 ミックがしょんぼりと一匹動かないで居る、さては?

 と悪い胸騒ぎがしてY指導員にお尋ねした。

 「あの〜、あの〜、子馬さんの柵の中に一頭しか居ないようですけど〜」

 しどろもどろの私に、Y指導員は柔和な顔で
「今日はね、一頭だけ町のイベントへ出向いて居るんですよ」

 どうもすぐ悪い方へと私の思考は向いてしまう傾向にあるようです。

 練習が終わって車へ戻ると、サラブレットが一頭同じ柵の中へ入れられていて、私が氷砂糖を手に持って
「ほう〜」
と、呼ぶと、二頭仲良く顔を並べて親子のようです。

 ミックはもう大人なのですけどね。

心が和みます2008年12月19日 10時14分

ジルバの目
 涼しくなってジルバは最高潮です。
お年寄りなのに、というよりも年季が入っているからこそ、この柔らかな動き、乗り手の要求に何でも答えてくれる、嬉しくなるような動きが出来るのでしょう。

 「速歩限定ですよ、絶対に駈歩をさせてはいけません。」

 どの指導員も私がジルバに乗るたびに繰り返えし念をおされます。

 顧問先生は
「自分の思った通りに馬を動かせればいいよ、テーマを持って練習しなさい、知らないうちに駈歩も出来るようになるサ。」

 とおっしゃってくれます。

 そう、焦らずに.....

 私を見る時のこの優しい目、信頼した態度、大好きです。

一人のお友達が言いました
「ね〜、駈歩をやれなくてつまらなくないこと?」
「私も正反動が楽なジルバを専用馬にしていたけれど、駈歩が出来なくてはね〜」
「走られると怖いって言うでしょう?」

 未だ駈歩に挑戦することは出来ませんけど、もっとジルバの行動を把握したら、止まらないというジルバの総てを掌握出来たら.......
 きっと、きっと......

 もっとジルバのことを知ってやろう、と夢は膨らみます。

 練習に疲れた足を引きずって、鞍を鞍置き場に仕舞いに行ったときです、大好きなNさんが作業所の机に向かってアップリケをしていました。

 赤いチェックのリバーシブルの小さな馬着です。
片側に「ピノ」もう一方に柊の葉が出来上がっておりました。
子馬のクリスマスの衣装ですね。
 可愛い!

 カメラを持ってなかったのが残念です。
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