古希と乗馬

　長袖長ズボンの乗馬服に替えれば気分がしゃんと引き締まります。

　やっと憧れのジルバに乗れます。

　駆け足で一度だけ暴走されてからは、速歩の時の夢のような反動に憧れながら、何度も躊躇して今に至りました。

　パレアナを専用馬にとって一ヶ月間ですが、顧問先生に教えて頂きながらそうして自分でも試行錯誤しながら乗馬した結果、

　一寸苦手な馬でも教わったとうりに練習すれば、お互いに相手を理解して、乗れるようになるものだと少し自信のようなものが沸いてきました。

　思い切って申し込んだ今月の専用馬ジルバは矢っ張り素敵でした、一鞍でしたが虜になりそうです。

　彼は1991年生まれ若いとは言えません。

　一鞍終わると鼻を膨らませて、Ｎ指導員の話ではお水がタップリ欲しい有様、だそうです。

　最近取り付けられた頭上から落ちてくるシャワーの下に連れて行き、のど頸と後ろ足の間は私が蛇口から出るホースの水をタップリ掛けてやります。

　全身を暫く冷やして落ち着いたところで、ホースを顔に近づけると、美味しそうに直接出てくる水を飲み始めました。