人の心の温かさ2010年10月26日 08時37分

 24日は主人の三回忌でした。

 お呼びしたりしないで来て下さる方だけで法事を行うつもりでした。

 仏壇の前は花工房さんから昨日届けられた花かごが左右に華やかさを添えております。

 孫達や遠方からの親戚は泊まってくれました、沢山の人が集まることの好きだった主人が喜んでくれたことでしょう。

 前日には思いもかけず私達の旅行のお仲間だったY様ご夫妻がお線香を上げに来て下さり、何と人情の深い人だろうと涙が出ました。

 主人が名付け親である姪もお線香を上げに来てくれました、聡明で控えめな彼女は案内を出さなかったので当日を避けて前日にお線香を上げに来てくれたのです。

 世の中のしきたりに疎い私は内々でやればいいわと簡単に考えたのは矢っ張り間違っていたのかも知れないと今頃反省です。

 早朝には4年近く植物人間だった姉が肺炎でなくなったとの知らせが三回忌で此方に来ている姪に東京から電話が入りました。

 姪が一人の時に連絡があったら大変だったことでしょう、みんなが集まっているときに亡くなるとは何と良いタイミング。

 みんなが「これは思いやりのある貴女の御主人がお姉さんを可哀想だから楽にしてやろうと迎えに来たのだと」口々に言っております。

 姉の念願であった両親の墓に入れて貰う相談も早速兄がO.Kしてくれました。

 24日陰膳も上げて、10時には親戚一同もあつまり
「もうそろそろお坊さんがいらっしゃる頃ね」
と.......

 お寺さんから電話がかかってきました
「皆様おそろいになりましたか?」

「?、あのー今日はお出で頂くのではないのですか?」

何たる勘違い!

「初盆にはお宅へお伺いしましたが、法事はお寺でいたします」

 「御免なさい!、直ぐ伺います」

 歩いて10分くらいのところがお寺さんです。

 お菓子と御布施と果物と飾ってある花を全部引き抜いて慌てて全員お寺へ向かいました。

 お寺さんと出席のみな様に、勘違いしていた私は平謝りです。

 昨日はもう一人の旅行仲間であるN様ご夫妻がお線香を上げに来て下さいました、大変にお忙しいお体なのに申し訳のないことです。

 何時までも思い出して下さるお友達が居て主人は何という果報者でしょう。

 改めて主人を見直しました。
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