古希と乗馬

点滴に頼っていた次郎はやっと口から食べ物を入れ始めました。

　お医者様から頂いた缶詰「エディー、回復期の食事療法に」と書いてあります。

　今朝は一缶ペロリッと食べました、例によってガツガツと野獣のような食べ方で。

　水は注射器から飲ましても上手くいかない、試しに乾燥したドッグフードにたっぷりのお湯を入れて口元へ持って行くと、ガツガツ、ガツガツ、匂いがついていた方が良いみたいです。

　鼻水が出たり、詰まったりしているので，少し匂いが強い方が注意を引くのかも知れません。

　お医者様に尋ねました
「次郎は狭い所へ頭を突っ込んでは、出られないよ〜と大騒ぎするのです」
　お医者様
「惚けるとコーナーなどへ頭を着けたがる、其れなのでしょうネ」

　一晩中、とんでもない所へ潜り込んでは悲鳴を上げ、私は睡眠不足です。

　マ、其れでも毎日だった点滴は口から食べる事が出来ると言うことで、中二日おいて日曜日まで間隔を置いて様子を見ることになりました。

　点滴が終わって直ぐでした、何時もは抱かれて静かに帰るのに，どうしても下に降りたいと言って、おしめをしたまま待合室の中を歩いて車まで帰りました。

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　土曜日には乗馬へ行けるみたいです。

　家人が
「乗馬へ行かないでストレスが溜まっているようだから、次郎は僕が見るから行ったら？」

　と、言ってくれました。