古希と乗馬

　今朝起きると歯が痛い。

　昨日も耳と歯が痛かった、歯医者さんへは予約無しで行ったので、マウスピースの歯型を取るだけでおしまいでした。
虫歯の治療の方は来週になっております。

　あまり痛いので、乗馬をキャンセルして歯医者さんへ行こうかとＨＡＳへ電話してみました。
　留守電が「10時半からの受付です」という声だけで繋がりません。

　顧問先生のクラスは10.15分からです、キャンセルは間に合いませんよね、覚悟を決めて乗馬に出かけました。

　車を降りると、どうした風の吹き回しか猫ちゃんが一匹お迎えに来てくれました。
　

　今日の馬は「ラスモア」になっております、うん？ラスモア？
ビギナーの時に乗ったっきりです、確か四角いタイヤに乗るような感覚でした。

　同じクラスで乗るお友達が
「ラスモアはおやめなさい、先日は跳ねたり暴れたりだったし、評判悪いわよ、貴女が怪我すること間違い無し、他の馬に替えて貰いなさいよ」
　と、何度も言われます。

　今朝の歯の痛さ、何かの予感かな？不安は募ります。

　思い切ってお頼みしました。

「済みません、今日はラスモアに乗る勇気がありません」

　指導員は散々考えて
「まあ良いでしょう、マーベラスにお乗り下さい」

　マーベラスは性格がよいので人気があります。
お友達みんなに
「良かったね〜、マーベラスに替えて貰えて」
と祝福されました。

　こういう時は白髪頭と年の功の厚かましさが私を救ってくれました。
　と、言うより、指導員とお友達の親切さが私を救ってくれたのです。

　マーベラスは反動がバッチリありますので、軽速歩で乗りました。

　その反動の大きさは生半端ではありませんが、不思議なことに駈歩をするときは無くなってしまうのです。

　雨も止みましたし、歯は未だ少し痛いですが耐えられないほどではない、夜にはロキソニンでも飲みましょう。